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2005年10月23日 (日)

すばらしい韓国の食事11 コプチャンクイ

2001_1102olddica10160  こ んにちは

 前の項で、「韓国人は1人で食事をしない」と書きました。酒に至っては食事以上に、「皆で楽しく騒いで飲むもの」という感じ。本で見たのですが、下宿で1人で飲んでいたりすると仲間が寄って来て何か悲しいことがあったのか?と心配してくれるとかいう話。 親しくなると、とことん、というのは、日本人にはありがた迷惑な面もあるかと思います。

 本論に戻ると、「1人で酒を飲む場所が無い」ということは、ノンべの旅行者には困ります。気軽に入れそうな居酒屋など無いし、おばさんのママ相手に雑談できるスナックなんてのもありません。かといって、コンビニで買った酒とつまみで、テレビを見ながら旅館の部屋で1人、というのも結構ありましたが、やはりつまりません。そこで、通い始めたのが屋台です。主に、黄鶴洞というあたり。地下鉄駅で言うと2号線新堂駅の北。ソウル市内最大の在来市場と言われる中央市場を通り抜けたあたりに、固定式の店、それに付属する露店、夜になると路上でオープンする「幌張馬車(ポジャンマチャ)」というビニルテントの屋台など、、、それが、ほとんど、「コプチャンクイ(コプチャン=小腸、クpタ=焼く、の名詞形がクイ)」の店なのです。

 そこから少し東へ行った馬場洞というあたりに、昔はソウルの食肉を一手に扱う畜産市場があったとかで、ホルモン料理が盛んになった地区とのことです。なるほど、前記のポジャンマチャや店の群れも、馬場路という通りに沿って発達しています。初めて行き始めたのは、「ヨンミネコプチャン」という、清渓川路寄りにある固定店。その後、「コロソハヌルカジポジャンマチャ」というのに、何度も通いました。主人のおばさん、それに、集まるお客さん、みな日本語はできませんので、こちらも一生懸命話すようになりますから、韓国語の練習にもなりますし、なんと言ってもこの、新鮮なホルモン焼きの美味さったら!!! 九州、小倉あたりへ行くと「丸腸」と称して、こんな生ホルモンの焼いたのが食えるそうですが、新潟にはそんな店、ありません。ホルモンといっても、生が食える店は焼肉屋でもほとんどありません。実に美味しい、「今まで食っていたホルモンは何だったんだ?」と思うような豚の脂の味。基本はコチュジャン味で野菜とハルサメ(正式にはタンミョン)と炒めますが、素材の味を味わうにはやはり塩焼きに限ります。写真を見ているだけでも、唾液が湧き出る、そんな美味しいホルモンです。

 豚の生の腸を塩と小麦粉をつけてもみ洗い。これが下準備。注文があると、まずは大きなトングでつかんで、太い金網の上の直火で表面を炙ります。ある程度表面が焼けたら、今度は鉄板の上で、ハサミを使って輪切りにしながら炒めます。それを、保温のためのカセットコンロに移し、生タマネギをいっしょに焼きながら、塩で、いただきます。好みで、コチュジャンだれもオーケーだし、、とにかく、「丸腸」、美味いんです。

 葉っぱはサービスで、食い放題。中央市場のすぐ裏口ですので、その辺の市場のおじさんおばさんも集まってくる店ですので、果物はやはり何度も行って仲良くなった果物屋のおばさんのサービスでした。 

 韓国全般に言えますが、1人前の量がたっぷり。写真の1人前、野菜など含み97年当時は5000W、最近は8000Wくらいだと思います。これに、焼酎小瓶が3000W、マッコリも3000W、そんなです。

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