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2005年11月21日 (月)

すばらしい韓国の食事62 チャドルペギ ボンサンチプ

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 チャドルペギ、小学館の辞書(日本人が韓国語を勉強するために作られた最良の辞典です、高いけど、まじめにやるにはこれしかない、という感じ、2冊、家用と会社用に持っています)にも出ていますが、牛の肋骨の間の肉、としか出ていません。となると、「中落ちカルビ」になってしまいますが、違います。行きつけの焼肉屋の人に聞いてもわからず、結局、どこの肉だかわからないのですが、最近はガイドブックや、韓国観光HP、掲示板などでも知られてきている焼肉です。

 これは、ソウルの龍山というか三角地というか、国防部、戦争記念館のすぐそばの再開発待ちのごちゃごちゃした一角にある有名店、「鳳山チプ(ボンgサンチp、ボンサンチプ)」のもの。チャドルペギ専門店です。ガイドブックはあまり信じていないのですが「ソウル本当に美味しい店100」という、小型のオレンジ色の本で見て、2001年くらいに行ってきました。小さい、ぼろっちい店ですが昼間から韓国人のお客さんがたくさんいました。1人前14000Wで、2人前以上でないとダメです。

 何度も書いていますが、韓国人は1人であまり飯を食わないのです。ことに、ハレのご馳走である焼肉など、何人もの人から「一人で食べても美味しくないでしょう?」と言われています。あまり食べる機会がなかった私ですが、ここは、ぜひとも、と思い、2人前をいただきました。

 出してくれるご主人に話を聞きましたが、脂肪のように見える白い部分、脂肪は少ないのだそうです。「もしもこれが脂肪だったら、直火で焼いたら脂がたれて燃えて、とても食えたもんじゃないよ」とのことでしたが、なるほど、脂のように見える白い部分、けっこう歯ごたえがありましたが、ともかく、焼いても割合形を保っており、単なる脂肪ではないことはわかりました。普通は葉っぱに包む焼肉ですが、ここではキャベツを一緒に、ネギもいっしょに肉で包む感じでいただきます。なかなか美味しい焼肉でしたが、やはり「一人焼肉は寂しい」そんなのがわかった食事でもありました。また、テンジャンチゲ(味噌汁)も名物だとのこと、いつかまた複数で行きたいな、と思う店のひとつです。

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