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2005年11月16日 (水)

普通の韓国を探して74 消滅しつつある街 長省洞

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 1965年の本、「20世紀韓国大観」という東亜日報社の分厚い本を持っています。その中の広告にあった取次ぎ書店の一覧。地図好きであり、日本では類を見ぬ韓国地図収集家だと思っている私が、あれれ?!?と思う地名がありました。それが長省です。

 他の、取次ぎ書店がある都市は今でも変わらぬ大き目の地方都市なのに、長省は、、市の名前ではありません。知っていはいましたが、まさか、と思って電話番号を見ると、やはり江原道太白市の一部である長省洞でした。

 昔は日本同様、エナジー源として石炭が主役だった時期がありました。でも、今は、輸入の原油にとって代わられて、炭鉱はもうほとんど残っていません。主な炭鉱地帯は江原道、この太白、それに、道渓などが大きいところで、その他、古い地図を見ると小さい炭鉱があちこちにあったようです。 この長省、前記の本によれば炭鉱住宅が10000世帯以上の大きな炭鉱の町だったとのこと、今もその名残はありますが、住居、店舗とも空家が大半なよう。かつては活躍していた運炭設備の跡は日本の廃鉱同様、物悲しい雰囲気です。

 慶北の栄州から太白へ、山道をバスで行きましたが、その途中も山の中に突然、住む人のいないアパートが数棟、かたまってあったり、、、、やはり、炭鉱住宅です。でも、そういう場所、私は好きなのです。

写真はバスの車窓からの長省洞の風景です。現在の太白市の中心は駅のある黄池という町(こちらも寂しいです)ですが、昔はこの長省だったのでしょう。明らかに一つの「洞=町」の呼び名ながら、数万の人口があったと思われる「長省洞」、若い韓国人では知らない人も多いでしょう。今は消えてしまったようなものです。

 先に挙げた道渓も、実は駅のそばではなく、東の、山の上に今もかなりの規模の炭鉱住宅が残っていますが、そちらは、遠くから見ただけですけど、できたら行ってみたい場所のひとつです。

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