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2005年11月30日 (水)

すばらしい韓国の食事71 インサドン ポリコゲチュオク

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 何度か、お腹がすいていて写真を撮る前に食べてしまった、というのがありましたが、これもその一つ。ほとんど食べてしまったものもあります。ごめんなさい。

 昼間は日本人観光客で賑わう鍾路2街から北へ入る道、インサドン(仁寺洞)も、夜になると韓国人の普通の人が集まります。裏通りにいくつもある民族酒場、食堂がお目当て、というわけで、韓国人の友人2人との会食に出かけた際の写真です。けっこう日本人にも知られている食堂、「ポリコゲチュオク」という店です。

 写真上左、ほとんど食べてしまっていますが、カンジャンケジャン。生きたワタリガニの醤油漬け。韓国でも高級品です。25000Wくらいでしたでしょうか?安い中国産の冷凍物なんかが鍋とかには使われたりしますが、カンジャンケジャンだけは生きたやつで無いとダメ。となると、国産の西海岸ものでないとできません。前に新沙の「プロカンジャンケジャン」の項がありました。また、あちこちでカンジャンケジャンを食べていますが、今のところ、このポリコゲチュオクのものが最高です。大きさも一番でしたし、左下、甲羅の中にご飯を入れてあるやつ、これがもう、美味しいんですよ。

 もうひとのケジャン、カルビなんかの突き出しに出てくる「ヤンニョムケジャン」、辛いたれで完全に生のをあえたもの、あれは、生ですので、持ち帰りはできませんが、このカンジャンケジャンはある程度しょっぱく漬け込まれたものですので、冬季であれば持ち帰りも可能です。高いものですので、包装もきっちりやってもらえますから、値が張るけれど、美味しいお土産になります。 もう、ご飯がいくらでも食べられます。

 上の右が「ジェユクポックム(豚肉炒め、豚のコチュジャン味炒め)。豚が美味しい、というのは何度か書いていますが、辛い豚肉、これもいいおかずになります。

 下の真ん中、ほとんど空っぽなのが「テンジャンビビンバ」です。テンジャン=味噌のことですが、テンジャンチゲ、韓国味噌の具沢山の味噌汁の意味もあります。ご飯に、左手のざるにのってる生野菜をのっけて、そこに韓国味噌の味噌汁をぶっかけていただくご飯です。 日本ではご飯に味噌汁をぶっかけて、というと、、行儀が悪い、ということになってしまいますが、韓国では、普通の席では美味しければなんでもよし。そのへん、フランクなところ、いいでしょう?

 テンジャンビビンバの面白いのは、ご飯に汁をかけることです。普通の韓国のスープ料理は、スープを注文するとご飯が付いてきて、「スープにご飯を入れて食べる」わけですが、このビビンバは、「ボウルに入ったご飯に、汁をかけて食べる」、というメニューですので、珍しいと言えば珍しいものです。豆味噌ですので、塩辛いと言うか、喉に来る感じの辛さの韓国味噌(テンジャン)、慣れるとなかなか美味しいものです。これも土産にいいものです。最初は日本の味噌と混ぜて、味噌汁に使うと、食べやすいと思います。

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