すばらしい韓国の食事56 ポッサム(配達でも充分美味しいメニュー)
ポッサム=包む、そんな意味です。
向こうでお世話になっているお宅で、夜、ちょっと飲もうか?というときに配達(ペダル)を頼みました。冷蔵庫にはいろんな店のスティッカーや広告の栓抜きや、ポイントシールの集計用紙。みな配達の店のものです。ピザ、チキン、中華、韓食、それに、ポッサムとチョッパルの店などなど、何でもあります。
左下、アルミホイルに包まれているのがポッサム。豚の茹で肉というか蒸し肉ですが、それ自体はよく煮込まれて柔らかく、淡白な味。脂肪もかなり抜けた状態です。それを、アミの塩辛である「セウジョッ」につけ、中央少し右上に見える、牡蠣入りの特別製、あまり発酵が進んでいない、甘めの味付けのキムチとともに、葉っぱで包んでいただきます。
前に、「ウォンハルモニポッサム本家」という名店のポッサムを紹介しましたが、こんな、20000Wもしない配達のやつでも充分2,3人前はありますし、美味しかったです。焼酎1本と、小さなプッチンゲ(お好み焼き)、スティック野菜、それに、黒く見えるのは甘酸っぱいククス(麺)なのですが、これらは皆サービスです。
単に文章で、「茹で豚をアミの塩辛の味付けでキムチと一緒にサムチュで包んで食べる料理」、というと、たいしたことないように思えてしまいますし、実際、ウォンハルモニ本家のキムチなんかも、それだけで食べると明らかな甘すぎ。でも、これらが一緒になると、、、すばらしく美味しい韓国の味になります。
茹で豚、と馬鹿にせずに、皆に是非食べて欲しいメニューのひとつです。きっと、多くの人に気に入ってもらえると思います。また、こんな安くて美味しい配達サービス、韓国のうらやましい部分のひとつです。
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