すばらしい韓国の食事142 ソ(牛)ネジャン(内臓)タン(湯=スープ) 往十里
往十里の裏通りの食堂で食べた朝食、牛の内臓スープです。前にもソネジャンタンを紹介したのもこの往十里の食堂でしたが、あれは舞鶴女子高のほうの市場の脇、これはベストウェスタンホテルビジョンに泊まった時のもので、田豊観光ホテル裏の食堂です。
往十里コプチャンという言葉があるとおり、このへんはソウルのコプチャンの本場、昔、このそばの馬場洞に畜産市場があったとかで、焼肉やらコプチャンクイの店が多いとの話です。「大都食堂(テドシクタン)」とか「龍門チプ(ヨンムンチプ)」とか、ソウルに名を轟かせてる店も比較的近くです。
肉スープの類、基本的に辛くないと前に書きましたが、例外がユッケジャンと、このネジャンタンでしょう。けっこう辛いです。内蔵といっても主に開いて下処理したテチャン、コプチャンが主で、臭くもありませんし、適度に牛の味を感じさせる美味しいスープでした。「マポチェデポ」の項で牛の腸の丸ごと焼き、ちょっと乳臭すぎて、と書きましたが、どうも、牛ホルモンは丸腸状態で焼くよりも開いて、脂肪を少し落として調理したほうが美味しいように思えます。丸ごと焼くなら、やはり豚ホルモン、そう思っています。
値段は5000W。同じ店で、ソルロンタンとか、もっとおとなしいメニューもありましたが、最近、白いスープはどうもつまらなく思えてしまうのでした。
シンソンソルロンタンとかが有名ですが、大チェーンの人工的な味、「あの味を覚えて欲しくない」なんて、苦々しく思っているソウルの中高年も多いのではないでしょうか?チェーンだから美味しくないと決め付けることはできませんが、全部本部で作ってトラックで配送、スープも、キムチもカットゥギも、、、どうも、化調っぽい味を含め、好きになれません。
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