すばらしい韓国の食事121 里門雪濃湯
すみません、ソルロンタンの写真じゃなくて、鍾路タワーの裏手の再開発待ち地区にある有名店です。ガイドブックや韓国紹介本でも有名ですね。メニューはソルロンタンとトガニタン、それぞれのスユク(茹でた肉を醤油だれにつけていただく酒の肴)だけの店ですが、ソウル最古の食堂かもしれません。
お客は前に紹介したコムタンの老舗である「河東館」同様、年配者が多く、昔からの味の牛スープを出してくれます。某酒造会社の広告コピーではありませんが、「何も足さない、何も引かない」という感じの牛の滋味溢れるスープです。味は自分で塩とかを入れてつけますので、「味がしなくてまずかった」なんて誤解の情報を聞いたこともあります。
ソルロンタン、淡白な牛の、白濁したスープです。ソウルのあちこちで見かけられる「シンソンソルロンタン」も有名ですが、いかにも人工的な、化学調味料ぽい味のチェーン店で、お勧めしません。よくできたインスタントっぽい味です。
FC本部にお金を出して加盟し、店舗と人間を用意すれば誰でもできる店、味なのです。スープも、そして、キムチやカットゥギも本部から配送されるのを出すだけです。味も、、、やり方も、ちょっと気に入りませんが、ジャンボ宝くじでも当たったら、私も「シンソンソルロンタン」のオーナーになるかな?なんては思っています。ソウル、、、「ガイドブックに出ていない店」のほうが、いい店が多い、とも言えるような気がします。
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