すばらしい韓国の食事117 光州のスンデクッ
韓半島の最南端近く、ワンド、という島へ行った帰り、光州のバスターミナルに到着してすぐに、ターミナル内の食堂で食べたスンデクッです。
前にも少し書きましたが、スンデは北韓(北朝鮮)の食べ物だったということで、プサンなどの大都市を除き、南部へ行くほど見られなくなります。「全羅道は美味しいものが多いからスンデなんて食べないんだ」という話を聞いたこともあります。このワンドも、スンデがなかなか見つからない島でした。結局、前に紹介したおかずがたくさんの、軟骨付きのサムギョプサル(豚ばら肉の塩焼き)を夕食に食べましたが、翌日、スンデ中毒に耐えかねて、光州に付いて、すぐに目に付いた食堂のガラスに張られた品書きにつられていただきました。
全羅道式とでも言いましょうか、群山でのもの同様、野菜が入っています。スンデも入っているものでしたが、久々のスンデ、美味しかったです。特徴としては塩辛がおかずに入っていること、あとはタクアンでしょうか? 専門店ではなく、普通の食堂でしたので、全員にタクアンはサービスなのかもしれません。
光州というと、「セッキポクッパッ」というのが名物です。豚の生後間もないものを丸ごと煮た「エチョチム」でも有名ですが、こちらはひと鍋10万W以上もする高級料理、でも、セッキポクッパは7000Wくらいです。
場所は光州公園の下。正門前にポジャンマチャが並ぶ広場がありますがその手前、光州川そばにいくつかならぶスンデクッの店です。普通の豚内臓入りトンコツスープであるスンデクッは3,4000Wなのに、セッキポクッ、はその2倍くらいもします。スープは同じなのですが、具の内臓が、かなり発達した豚の子袋だけなのです。豚内臓の中でも特に美味しい子袋、そのまた分厚い、太い部分だけを使った贅沢なスンデクッ(スンデは入りません)でしたが、思い出しただけでも唾液が湧き出る肉でした。写真も撮ったのですが手ぶれが大きく、ちょっとお見せできません。光州は数回行っていますが、このセッキポクッパは2回だけ。あまりの美味しさに、宿があるバスターミナル前からタクシーで光州公園前まで食べに行きました。 光州へ行ったらセッキポクッパ、覚えておいて損はないと思います。
この光州の総合バスターミナル、面積では韓国一だと思います。とにかく、広大なバスターミナルです。
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