すばらしい韓国の食事181 豚頭肉のゼリー寄せ
韓国と韓国の食事には大いに興味があったけど、まだソウルへ行ったことが無かったとき、大阪や東京のコリアンタウンには何度も行きました。大阪は徳山商店、東京は上野の共栄商会という店が好きでした。前者は、今は大きくなって、企業集合体のようになっているようですが、鶴橋の市場の、ガード下みたいな場所の出口近くで、豚の茹で肉なんかを扱っていて、宅配で送ってもらったり、買って飲み屋に持ち込んだりしていました。大阪は済州出身の方が多いせいか、そのとなり、市場の出口のへんで、いつも済州名産のオクトム(アマダイ)の開きの干物を売っていたおばあさん、お元気でしょうか?
上野の共栄商会は東上野の小さなコリアンタウンの中ほどにある食品店です。そこでよく買ったのが、この、豚の頭肉をそれ自体の皮から出るゼラチンで固め、真空パック包装されたものです。特に味は付いていませんが、皮が豊富で、また細かいけどよく動く筋肉の豊富な頭部の肉(この辺は専門分野ですからね)、とても美味しいのです。豚肉の中でも最高に美味しい部位のひとつといっても過言ではありません。前にも書きましたが大阪の551蓬莱の豚まんが美味しいのも、たぶん、圧力釜でよく似た豚皮のミンチを混ぜているからだと推察しています。あのねっとり感とコクは絶対豚の皮の味だと思っています。
この写真は、金泉の平和市場の中のスンデクッk屋の店頭にあったもの。韓国ですので真空パックなどせず、多分、夜の、飲みに来るお客さん向けの肴にするものですが、皮付きの豚頭肉を茹でて、そのまま固めたものです。醤油か、、、韓国では豚肉に付き物の「セウジョッ(セウ=アミ、ジョッ=塩辛)をつけるだけで、最高の酒のつまみになります。
先入観の無い子供は正直なもの、うちの子もよく、共栄商会で買ってきたこの豚の頭肉、小さいときは食べていましたが、大きくなると、豚の皮?なんてって食べません。551の豚まんは大好物なのに、、、なんか、残念ですよね、こういう先入観を持ってしまうこと。
ともかく、豚の頭肉、美味しいですよ。
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