すばらしい韓国の食事210 鯨のユッケ(ユkフェ)
韓国の南東部、ウルサン、釜山あたり、鯨が有名です。日本も最近、調査捕鯨の量が増えているのか、それとも、どこかからの輸入なのか、たくさん、そして、安く(まだまだ高いけど)出回るようになってきた気がします。そこらの居酒屋でも、それほど高くない値段で鯨刺しとか鯨ベーコンが出ますからね。
日本だと、うらやましいのは長崎の北部。佐世保にはけっこう大きな鯨の専門小売店があったりします。松浦漬は昔から有名でしたよね。大阪あたりではまだまだ高級食材という感じ。「徳家」も何度も行っていますが、美味しいです。一部、大阪のおでん屋の鯨関係メニューは「暴利」って感想を持ってしまいますが、ま、美味しいことは美味しいです。
これは、浦項(ポハン)の竹島市場の中の鯨肉の店の店頭に置かれたユッケ用の生鯨肉です。日本で鯨刺し、というと、赤黒い感じになってしまいます。大阪あたりで、見事な脂肪の入った須の子部分の刺身用を見たことがあります。それでも、紅い部分、やや黒味がかかってしまいがちです。これ、冷凍する関係でしょうが、なかなか、本当の生の鯨肉は見たことがありません。ちょっと色にびっくりしました。安物のデジカメの画像ですが、見事なオレンジ色がかった赤身です。今朝まで生きていたのではないかと思えるような鯨の肉でした。
ユッケにするための生肉とのことでしたが1人前3万とのことです。たくさん、いろんな部位が置いてある茹で肉も3万から切ってくれるとのことです。韓国のユッケ、牛の場合、やはり3万4万する料理ですが、、、1人だったので、ユッケだけごそっとあっても、と思い、茹で肉を頼み込んでしまいました。そちらの写真は、また近日中にアップしますね。
日本では見たことが無いような完全生のユッケ用鯨赤身、多分、すぐ近所で獲っているから可能なのではないかと思います。最近鯨が増えている、とのこと。韓国の犬は牧場飼育だから、外国人がとやかく言う問題ではありません。鯨は天然物、、、でも、昔から日本人が食べてきたもの。しっかり基準を決めた上で捕鯨の再開、私は、いいんじゃないかな?と思っています。食いしん坊の希望です。
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コメント
こんにちわ。
韓国に生鯨肉があって食べられるのはびっくりですが韓国の捕鯨状況はどうなんでしょうか。なんでもミンク鯨とかいうのは世界中でもかなり増えていて捕獲しても問題ないと聞いていますが日本ではそんなには見ませんね。私は何十年か前に鯨のステーキ、それもタレに漬けてあるのを食べた記憶があります。それは多分安い部位だったんでしょうが・・・・・。生というのは食べたことがありません。おいしいんでしょうか。食感はどんな感じですか。
投稿: かがり | 2006年5月24日 (水) 11時17分
コメントありがとうございます
日本でも、本文で書いたように、徐々に安く出回ってきているようです。私も、子供の頃、家のおかずで、給食で、よく食べた年代です。レンガのように、凍ったのを四角く切った赤黒い肉が魚屋の店先にあったのを覚えています。
鯨刺し、いったん冷凍したものなら、日本の居酒屋でも割合食べることができると思います。馬刺しに比べると、鯨の赤身はあまり味が無いような気がします。軽く加熱したいろんな部位、舌とか、そんな、いろんな場所を出す店が西日本にはあるようです。鯨の脂の匂いは、好き嫌いがあると思いますが、私は大好きですので、美味しかったです。とても高かったですけど。
面白いのは、韓国でも、鯨の各部分の呼び名が日本の名前で残っていること。「これは、『ウネ』だ」、なんて店のアジュマが言っていました。
当地、新潟では夏、茄子(丸いやつ)なんかと一緒に塩漬けの鯨の皮とその下の脂の部分を味噌汁にして食べます。うちでは、私以外、匂いがダメなようで作りませんが、夏負け防止の「新潟のスタミナ食」なのでしょう。
投稿: とうちゃん | 2006年5月25日 (木) 07時30分