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2006年6月 3日 (土)

すばらしい韓国の食事215 ミトドク

2006_0512newdica60039

 海物湯(ヘムルタン)、センテチゲ、トンテチゲ、アクチム(アグチム)、アグタンなど、韓国の魚系の料理には野菜のミナリ(セリ)とともに欠かせない材料が、このミトドクです。ホヤの子供、という説を信じていましたが、もしかしたら「エボヤ」という、ちょっと違う種類の小型のホヤという話も聞いています。ともかく、味は、ホヤそっくりの磯臭いもので、最初はびっくりしました。

 昔々、海物湯をおたまで自分の取り皿によそって食べていると、なんか、小指の先ほどの薄茶色のどんぐり型のものがありました。鍋の中を見ると、他にも入っているので、明らかに材料として入れたものであるのはわかりましたが、食べるのは初めて。なんか弾力性のある皮を思い切って噛み潰すと、火傷するほど熱い、ホヤの香りいっぱいの汁が口の中に広がります。皮も、こりこり噛み締めて食べてしまいましたが、「韓国ってホヤを丸ごと食うんだぁ!?!」とびっくりしたものです。

 その後、いろんな海鮮系の鍋、スープ、チムなんかでしばしば出会い、噛み潰したときに出る熱い汁には驚かなくなりましたが、韓国では大事な食材、市場の海産物の店でも見かけますし、デパートの地下食品売り場でもパックされたものが必ず売っています。

 よく似ている韓国と日本の食事、でも、このミトドクも、日本ではまず食べない食材でしょうね。ちょっと外の皮が硬いですが、怖がらずに食べてみてください。但し、熱い汁が飛び出すのにはご注意を。

 ホヤが食べられる人であれば、まず気に入ってもらえると思います。

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