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2006年10月23日 (月)

すばらしい韓国の食事244 ブラウン観光ホテル前 普通の食堂のテンジャンチゲ

2006_0923newdeca70259

 何度か書いていますが、韓国人は働き者、おかげで、朝早くから、しっかりした、バランスの取れたご飯をどこでも食べることができます。

 韓国観光関係のサイトの掲示板などで、「○○ホテルに泊まるのですが、近くの美味しい朝食が食べられる食堂を紹介してください」なんて書き込みがよくあります。 でも、韓国の普通の食堂、90%は普通に美味しいと思います。 かえって、家賃の高い場所で日本人観光客相手に一儲け、なんて目論見でできたような食堂よりも、看板も簡単で、地元の人相手に地道にやっている店なんかのほうがハズレが少ないと思います。

 大抵は宿を決めない私の韓国行き、安くてきれいげなモテルなんかを渡り歩きます。このため、荷物は少なめ、お土産なんかも特に買いません。この日は木浦から光州、平澤経由でソウルに戻り、さて、どこに泊まろうか?ということで、初めての場所、普門洞(ポムンドン)へ行ってみました。 2級の観光ホテル。でも、最近は日本人の団体も多いというブラウンホテルのある町です。そんな安めのツアーのホテルでも飛込みだと10万Wくらいはかかります。今のレートだと12500円見当。これはもったいないので、その向かいにあるユニオンホテルという、ま、モテル、荘旅館に35000Wで泊まりました。これでも5000円弱ですので、今の100円が800W弱というレートは厳しいですよね。もっとも、ソウルに通い始めた95年頃はこれ以下。大体7倍見当でしたので、まぁ、しょうがありません。

 ホテルに荷物を置いて、近所の「室内幌張馬車(シルネポジャンマチャ)」で、チキンとマッコリの夕食。朝は、でも、早起きして初めて泊まる町の散策です。市場を歩いたり、昨日飲んだ店を見に行ってみたり、山に登ったり。そんなふうにしてお腹をすかせながら、朝飯の場所を探します。

 韓国の市場、朝は案外ゆっくりだったりしますので、めぼしい店はなし。結局ホテル脇、ちょうどブラウンホテル向かいの小さな食堂で朝ごはんでした。「アニョンハセヨー」と言って店に入ると1人客が2人。おじさんはプッコチュ(青い生の唐辛子)の枝を切って下ごしらえ中。壁のメニューを見てテンジャンを頼みます。 ガイドブックにもテンジャンチゲという名前は出ていますので皆さんご存知でしょうが、韓国の人、大抵は「チゲ」を省略して「テンジャン」と言います。「キムチチゲ」の場合は「チゲ」を取ると「キムチ」になってしまうので、「キムチチゲ」です。

 「テンジャンハナチュセヨ(テンジャンチゲ、1つください)」と言って座敷に上がり、来たばかりの新聞を読みながら待つと、、、すぐにパンチャン(おかず)が並べられ、それから数分してぐらぐら煮立ったトゥッペギが運ばれてきて「マシッケトゥセヨ(美味しく食べてください)」というアジュマの声。嬉しいもんです。

 エホバクをはじめとする野菜のほかに、豆腐、それと、ダシの意味ででしょうか、アサリが数個入っています。ちょっと癖の強い韓国テンジャン、慣れると美味しいです。おかずは、絶対出てくる白菜キムチに、唐辛子の漬物、小さいながらもチョギの揚げ焼き、目玉焼きに、海苔、そして、左の小皿が、アサリの塩辛です。海の味、塩味、これも、いくらでもご飯が食えそうな美味しさ、そんなおかずでした。

 こんな朝飯が4000Wとかで食べられる韓国。やはり世界一の健康食の国です。

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