すばらしい韓国の食事263 韓国の秋の食物詩2つ 銭魚(チョノ)と大蝦(デハ)
ソンパ区新川の繁華街の刺身店の店頭の水槽です。左は何度かアップしていますが銭魚、数日前、テレビでやっていましたね、値段が安くなったのに怒った業者が道路にぶちまけたあの魚、日本で言うコハダ(コノシロ)です。韓国の秋の魚、季節の魚の代表的なものです。9月頃は10センチくらいの小型のがひらひら水槽を泳いでいたり、秋も深まると20センチ以上の大型になって、刺身にセコシに焼き物に、これを食べないと秋になった気がしない、と韓国人が言うかどうかはわかりませんが、とにかく、韓国の秋の魚です。
日本では寿司だねとしてのコハダ、誰でも知っているでしょうが実際に食べる人はそんなにいないと思います。新潟などでは獲れませんので、ぜんぜんポピュラーではありませんし、、、1年に1度も食べない人が大部分かと思います。それが韓国では大人気。他に、韓国で特に人気がある魚は今までもアップしてきましたが、
*クロソイ(ウロク、ウロk) 刺身&メウンタン
*スズキ(ノンgオ) 刺身
*タチウオ(カルチ) 刺身、焼き物、煮物
*ヌタウナギ(コムジャンオ) 炒めもの、焼き物
*アナゴ(韓国語でもアナゴで通ります) 刺身
*サワラ(忘れた) 焼き物
*イシモチ(チョギ、手をかけて干したのがクルビ) 焼き物
*ニベ(ミノ、ミンオ)
*ハゼクチ
*マナガツオ(ピヨンgオ)
*サッパ(ペンデンgイ)
そんなかなぁ、、、、、、関西方面だと近い分、ポピュラーなものもあるかもしれませんね。
2枚目はこれもまた9月10月の名物であるデハ、大きなエビ、ってやつで、忠清南道の海岸部、安眠、廣川、保寧(大川)、そのへんの浅い干潟の発達した海のあたりの名物です。大きいと言ってもせいぜい15センチですが、これも人気のよう。生きたままのを浅い鍋に塩を敷いた上で蓋をして焼いて手で殻をむしりながら食べるのです。90年代後半にはソウルの屋台なんかでも「ワンセウ(王=大きな、セウ=エビの固有語)ソグムクイ」の幟が立っていたり、流行したこともありましたが、本来は休日にドライブして海のほうへ行って楽しむ、そんな感じかと思います。キロ単位で売られているものなのでなかなか1人だと食べる機会がありませんが、食べたい料理のひとつです。
思うに、韓国人も食いしん坊。新聞の週末の特集ではこういうドライブ&ご馳走の紹介が毎週のように掲載されています。最近は新聞の購読をやめてしまいましたが、、、読むのが追いつかないのです。狭い我が家にはまだかなりの帯封がかかったままの2年前の朝鮮日報が山になっています。家内には不評ですが、、、なかなか捨てられません。なんたって全部韓国語で書いてある情報の(古いけど)宝庫なのですから。
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