すばらしい韓国の食事296 モラン五日市で豚もつ鉄板焼き
4と9の付く日に川を暗渠にした駐車場で開催される城南市の牡丹市場(モランシジャン)、行くのは4度目です。今までに買った物は腰痛の妙薬と言われるムカデ(チネ)のエキスのカプセル詰め。高かったけどなかなか効きました。今は自転車のおかげか肩こりとも腰痛ともおさらばできた私です。
大通側は植木だの穀物だの、それに雑貨に野菜果物魚、淡水魚専門の店もあったり、犬を売っていたり黒山羊もいたり、とにかく何でもある、そしてすごい人出の市場です。何度目かの韓国で4か9の日が空いていたら是非お勧め。すごい熱気と人と、品物と、、、とにかくすごい場所です。
南側には露店の仮設食堂がたくさん、それこそ何でもありますが、前から何度も見て食べたかったの、今回やっと食べてみることができました。1枚目の写真の左下に見える白いしわしわの臓器です。その他、ばら肉、金玉(睾丸)、皮、頭肉、腎臓、心臓、脾臓(チレ)、腸、みんな豚のもつ、内臓で、これを鉄板で焼いて食べるのです。
いちおう正札が無いので値段を聞くと、酒代だけで肉は無料とのこと。でもちゃんと酒が通常の3000Wではなく、6000Wだとのこと。店によってはよってたかって食べ放題のところもあります。すいている店を見つけて入ってみました。
2枚目、食べきれないで残すのももったいない、という日本人的感覚で少なめに、でも、肝心のあの白いやつと、結構好きな腎臓(豚マメ、コンパッ)を入れて、ばら肉はいらない、と注文です。手前側、一見レバーのような薄い膜をかぶった赤い内臓がチレ、脾臓です。有名店「里門ソルロンタン」のソルロンタンの上に載っている紡錘形のやつは牛のものですが、柔らかい歯ごたえで、私は好みではありません。その奥、ちょっと黄色みを帯びた内臓が豚のマメ、腎臓。レバーよりも食べやすく、さくさくした感じで美味しい部位です。
3枚目、酒は、昼間でしたのでマッコリ、ソウルの定番、長寿マッコリです。塩と胡椒、それにプッコチュと葉っぱも少し出てきます。
4枚目、ちょっと焼けてきたら焼酎をぶっかけ、おばさんがかき混ぜます。5枚目が焼きあがり、直火が一番ですが、シンプルな塩でいただくもつ焼き、なかなか美味しかったです。「少なめに」なんて言ったのをちょっと後悔しながら食べ終えました。
しかしあの白いの、何なんだろう?と思って昨夜は行きつけの焼肉店へプリントした写真を持って行って来ました。結局ご主人もわからず、でもいろいろ話し合って、味と歯触りから判断して、腸間膜のまとまった場所かも?と今は思っています。割合柔らかく、脂の味が一番に感じられます。また、ご主人が、これだけ加熱してありますよね?と気づいてくれたのです。腸の間をつなぐ薄い膜、真ん中の神経血管が集まる場所があり、加熱によってものすごく収縮してこんな面白い形になったのではないか?と思われます。次回、また行ってみて、食べてみたい、そんなメニューでした。酒込みで6000Wは安いでしょう?
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コメント
モラン市場には2回ほど行ったことがあります。韓国らしい市場ですよね。そこで判子屋さんでその場で判子を作ってもらいました。三角刀、真っすぐな定規となだらかな曲線の定規をうまく操りながら下書きもなく彫っていく技術には見入ってしまいました。
モツの鉄板焼きがマッコルリ込みで6000Wとはすごく安いです。今度食べに行きたいです。モツの扱い方や食べ方はさすがに一日の長がありますね。韓国の食肉文化の奥深さを感じます。お箸の形や材質からして日本は魚っ喰いの文化ですね。
投稿: つかまん | 2007年3月29日 (木) 17時46分
コメントどうもありがとう。
前からこれ、食べたかったんですよ。屋台と言うか露店の食堂、けっこうたくさんありますが、半分くらいがこの豚のもつ焼き。ずいぶん前に写真をアップした豚丸焼きはなくなっていました。繁盛していたのですが、出る日と出ない日があるのかな?
マッコリは売値1000Wくらいですので、6000Wで商売になるのでしょう。ほんと、もっと多めに焼いてもらえばよかったです。
投稿: とうちゃん | 2007年3月30日 (金) 12時32分