すばらしい韓国の食事300 ソコプテギクッパプ、というのかな?
昌寧の旧市街中心部になる市場の一角、2軒の露店の食堂が営業していました。朝っぱらから焼酎をやっているおじさんたちもいるのが韓国です。
馬山に3時前に着いて重荷を担いで歩き回り、5時の始発の慶全線で密陽(ミリャン)。バスで嶺南楼を見学。少し密陽市内を歩いてバスターミナル。7時のバスで釜谷温泉経由で昌寧には8時頃。ぐるりと歩いて9時半過ぎくらいに朝ごはんです。やはり深夜優等高速、中年にはこたえます。
しかし、その屋台、何を売っているかというと、大きななべでごとごと煮ているスープだけが売り物のよう。でも、肉系のスープのようで、おばさんに何のスープですか?と聞いてみました。すると、慶南なまりのせいか聞き取れません。もういちど尋ねると、焼酎をやっていたおじさんが外国人だと見て、話しかけてくれました。詳しく話を聞くと、このへんの名物の牛の皮と牛の血をかためたもの(ソンジ)のスープだとのこと。初めて聞くメニューですので、朝食はこれに決めました。値段はご飯をつけて4000Wです。写真撮影の許可を受けて2枚です。ちゃんと話せば人物以外はたいていオーケーがもらえます。
ソンジ自体はチョンジン洞のヘジャンクッなどでしばしば食べていますし、店によっては酒の肴にそのまま出す店もあります。元が血液ですので均質な舌触り、レバーよりもずっと食べやすいものです。牛の皮は、こちらはあまり韓国でもしばしば食べるものではないと思います。豚の皮ならば焼いて出す店、煮込んで出す店はいくらでもありますが、牛の皮で思い浮かぶのはソモリクッパプに入っている牛のモリコギくらい。ソンジとソコプテギのクッパプ、初めて聞く、初めて食べるメニューでした。
味付けは薄い塩味。辛いプッコチュのタデギと塩で調味していただきます。ソンジはまさにソンジの味。ソコプテギは、そのままソコプテギの味。牛の匂いと、ねっとりしたコラーゲンの感触。なかなか美味しいです。野菜は写真にあるように青葱がメインで、ソンジと牛皮はたっぷり、そんな朝ごはん、美味しくいただきました。
豚の皮は美味いとあちこちで言って回っている私ですが、牛の皮もしっかり煮込めばとても美味しいです。ソウルだとソモリクッパプでしょうか?前に昆池岩へ行ったことを報告しましたが、機会があればソモリクッパプ、牛の頭肉と内臓のスープ、お試しください。
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