すばらしい韓国の食事328 コドゥンオペクパン(さば焼き定食)
済州市の旧済州(クチェジュ)、港から市内中心部へ向かう道沿いには海産物のみやげ物屋、食堂がたくさんあります。お昼をその中の1軒で食べました。
コドゥンオ、日本で言う鯖です。日本同様、韓国でも、塩さば、しめ鯖として、しっかり脂ののったノルウェー産の鯖がたくさん売られていますが、済州産のものだとのことです。ノルウェーものもあれはあれでとても美味しいですよね。安いのも嬉しいですし。
5000Wの白飯(ペクパン=1人用の定食)を頼むと、すぐに1枚目の写真のおかずが出てきます。変わったものではイワシのフェ(刺身)がありました。フェ=膾(なます)で、生の魚という意味です。作り方を聞いたらやはり小さいイワシは包丁を使わず、手で裂いてわたを取るとのこと。日本でも一緒です。違うのはチョコチュジャンですでに野菜と一緒に合えてあることです。新鮮でないと食べられないんだよ、というお姉さんの話ですが、せっかくの新鮮な魚をなんでもなんでもチョコチュジャン(チョジャン=酢コチュジャン)で合えてしまうのはなんだか残念に思える日本人の私です。ヒラメだろうがママカリ(サッパ)だろうが、コハダだろうが、アジだろうが、みんな結局はチョコチュジャンの味になってしまうのですから。それをさらに葉っぱでくるんで食べたり、、、やはり外国ですね。
けっこう待って出てきたのが2枚目。それほど大きくないのが地魚の証拠でしょう。それほど脂はありませんが美味しかったです。小鯛(鯛=トム、トm)はおまけ。しばしばこういうおまけをつけてくれるのは「ケンチャナヨ」の韓国の美点です。
1尾数千円もする関さば、関アジだのも食べたことがありますが、案外脂は少なめ。最初はちょっと期待とは違うなと感じることもありましたが、年のせいでしょうか、流れの速い海で獲れた魚の美味しさ、このごろわかるようになった気がします。ちなみに一番美味しかったと思うアジは佐世保で食べた五島産の活けのもの。もちろん新潟でも今の季節など新鮮な中アジがたくさん獲れますが、残念ながら同じアジでも五島のものとはかなり違います。両方美味しいのだけど、、、九州北部の魚は美味しいような気がします。
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