すばらしい韓国の食事363 乙支麺屋(을지면옥)の水冷麺
韓国の冷麺、いろいろあります。大きく分けると水冷麺とビビム(混ぜる)冷麺。後者が辛いやつです。また広義の冷麺としてチェンバンククスやマッククスなんかも冷麺のひとつと言えるのではないかと思います。大鍋にわかしたお湯に生地を機械に開いた細い孔から直接搾り出して麺をつくり、茹で上げるもので、日本でちゃんとこういうやり方で冷麺を作っている店はごくごく少ないと思います。多くは半生乾燥麺を茹でたものです。
気軽な食事のように感じられますが値段もなかなか。たくさんのおまけのおかずが付くチゲ類なんかと違い、おかずはごくシンプルです。でも、もっと高い、案外高級な部類の食事に入ると思っています。ニンニク抜きの最終日でしたので、ソウル第一、韓国一と名高いウルチミョノクへ行ってみました。
1枚目、テーブルの調味料類です。唐辛子は珍しいかも。あとは醤油に酢、芥子ですか。胡椒も見えますね。
2枚目冷麺とダイコンの漬物全景。冷麺にもこのダイコンの薄切りの漬物が入っています。葱がのっていること、唐辛子が振ってあるのもここの特徴でしょうか。これで7000Wです。900円ちょっとかな?
3枚目、4枚目は拡大図。メニューにあった牛肉のスユク(水肉)、豚肉のピョニュク(片肉)がのっています。茶色いのがスユク、白っぽいのがピョニュクですが、後者の1枚は頭の肉、モリコギでした。どうも冷たい麺と茹で肉、脂肪が固まったまま食べる事になりますので、別になくてもいいのになぁ、と思うのは私だけでしょうか?
前に店の紹介でも書いたように、スープに発酵臭が全くなく、好きなタイプの冷麺です。また麺の量がたっぷりで大の男でも充分な量です。ミョンサリといって替え玉を2000Wで頼めるのですが相当の大食いの人でない限りその必要は無さそうです。古くて大きな、路地の奥の店ですが長年の歴史がその人気と味を物語っている、そんな感じです。
大事な事を書き忘れました。ここ、ハサミを使いません。 店によっては輪ゴムのように噛み切りにくい冷麺、ハサミを1,2度入れてというのをご存知の方も多いでしょうが、ここは置いてもいないし、持ってきてもくれません。噛み切れないようなら頼めばいいやと思って食べ始めましたが歯応えが適度で、ふつうに噛み切れる麺です。その辺も、「なかなかやるな」と感じた点のひとつです。
家族経営のようで、早いすいている時間でもあったため、おばさん2人と娘さんが通販のカタログ雑誌を見ながらおしゃべり中でした。冷麺を出してくれたのは従業員と思われるおばさん、会計は娘さんでした。ちょっと韓国人ぽくない、日本人的な顔立ちのきれいな方でした。
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コメント
冷麺…噛み切りにくい物とそうでない物あるんですね~(>_<)韓国旅行から帰って知りました…あまりにも噛み切りにくい物を食べたので母はいまだにトラウマで☆絶対に冷麺たべようとしません(^_^;)
投稿: チョンサ天使 | 2007年12月18日 (火) 15時33分
うんうん、私も初めてでした。どうしようかと迷いましたもの。機会があればこちらの冷麺、試してみてください。
投稿: とうちゃん | 2007年12月19日 (水) 07時16分
先週また行ってきました、ここ。ソゴギクッパを食いに。
うまかったです。久しくユッケジャンを食ってなかったので、とても懐かしく思えました。あ、ここのはユッケジャンではないのですが、似た感じのものでした。気に入りましたよ。
投稿: エクスプローラ | 2007年12月19日 (水) 13時49分
ユッケジャン、昔はよく食べましたが辛すぎるのと、腿肉のぱさぱさ肉であるのとで最近はご無沙汰です。でも、そういうスープにも野菜がたくさんてのはいいですよね。
また冷麺、食べに行ってもいいなと思う店です。でも冬は、食べた後外に出るとお腹が冷たかったです。
投稿: とうちゃん | 2007年12月20日 (木) 09時17分