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2007年12月23日 (日)

すばらしい韓国の食事365 ピョダギヘジャンクッk

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 ある朝の朝食です。カムジャタンの店でのピョ(ピョダギ)ヘジャンクッです。カムジャタンの店は24時間営業のところもたくさん。安くて熱々でボリュームのある鍋料理であるカムジャタンは老若男女を問わず韓国人が大好きなメニューです。たぶん、大きなメディアでこれを初めて日本に紹介したのは黒田福美さんでしょう。カルビ、プルコギ、韓定食、冷麺、そんなものが主体だったガイドブックの概念にとらわれず、実際に韓国で暮らし、普通の韓国人が楽しく食べている庶民的な料理を紹介した功績は大きいと思います。

 ここでも何度か書いていますが1人用のじゃがいも無しのカムジャタンとも言えるのがこのピョヘジャンクッ。大き目のトゥッペギであらかじめ煮られて出てきます。残念ながらジャガイモは入っていませんし、店によってはケンニプも入っていなかったりする場合もあるけれど、基本のスープと野菜、肉というか骨は一緒です。また好みでトゥルケッ(エゴマを炒ってすった粉)をたくさん振って食べてもいいし、そんな楽しいメニューです。

 1枚目、ぐらぐら煮立った状態で出てきたときの食事全景。ワサビカンジャンみたいなのが出てきますがあまり私は使いません。

 2枚目はテジカルビ部分。これが入っているのは珍しいです。短く切られた肋骨が見えます。呼吸に使う筋、強い力は出さないけれど、常に働き続ける筋肉ですから、柔らかく美味しい部分です。

 3枚目は普通にカムジャタンで見られる椎骨の縦切り。骨についた筋、神経なんかが美味しいのは熱心な韓国ファンならご存知ですよね。こういう骨に付いた肉を食べるために直接手で掴んでしゃぶる、そんなふうな気さくな仲間と食べる料理の代表でしょう。

 4枚目は1人分のピョダギヘジャンクッを食べて残った骨の山です。きれいに食べて、店のおばさんに褒められたことがあります。呆れられたのかな?

 そして5枚目は壁のメニュー。「묵은지찜」という、ちょっと私も初めて聞くメニューがあります。要調査です。カムジャタンのこの店での呼び名である「ピョダギチョンゴル」のほうのサリメニューに対比して、このムグンジチムにはスユクの追加とキムチの追加があります。写真も出ていますが、なんかわかりません。この私が知らなかったメニューがあるとは、韓国料理、まだまだ奥が深いようです。でも、こんなチェーン店とも思えるカムジャタンの店にあるのだから「珍しい韓国料理」というわけでもなさそうですしね。

 グーグルで検索したところ「ムグンジチム」というかたかなで出ていたのはたったの1件、それも、むこうのテレビ番組の中での話だったようです。もともと高くはないカムジャタン(ピョダギチョンゴル)クラスの低廉なメニュー、いったいどんな料理なのでしょうね。食べてみたいけど、14000Wで2人分以上という条件があるみたいです。

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コメント

う~ん韓国の料理なかなか奥深いですね~☆とうちゃん先生がご存じ無い物あるなんて…まずは一言!カムジャタン食べたい!朝から失礼しましたm(_ _)m

投稿: チョンサ天使 | 2007年12月23日 (日) 09時04分

 ムグンジ、初耳でした。まだまだ食べていない料理はたくさんありますが、知らなかったのは珍しいです。もっとも「組み合わせ」みたいな料理も韓国、たくさんありますので、純粋にその名前を知らなかったのは珍しい、ってことです。

 混ぜる文化、できた料理、ご飯もそうですし、味付け自体が「混ざった味」、「複雑な味」、そこにキムチはじめ発酵味が加わると本当に多種多様になります。刺身と肉は、どうもシンプルなほうがいいんじゃないかと思いますが、今後もいろんな韓国の食、探して参ります。

投稿: とうちゃん | 2007年12月23日 (日) 12時55分

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