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2009年1月19日 (月)

すばらしい韓国の食事431 チュオティギム・ドジョウのから揚げ

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 日本の感じだとドジョウは「泥鰌」、韓国だと「チュオ」といいますが、「秋魚」という漢字語を見たこともあります。確かにこれで、추어と読みます。また、固有語では「ぬるぬる滑る」ということから「ミクラジ」という名前もあります。

 ガイドブックでも出ているチュオタン、ドジョウのスープ、慶尚道式と全羅道式があり、前者がミキサーかけたように形が無く、後者はドジョウそのままの形が、、とか本で読んだことありますが、とにかく、ちょっと高級なスープ、でも、栄養のある、元気が出る、身体にいい料理として知られています。ガイド本、観光HPなんかだと1つか2つの有名店の紹介にとどまっていますがソウル含め、けっこうあちこちでチュオタンの看板は見かけられます。

 今回の写真は知り合いのアジュマのホプでのものですが、料理は隣のチュオタンの店のものなんです。これ、韓国のいいとこなのですが、隣の店に頼んで、こっちの店に出前してもらったわけです。

 メニューはチュオティギム、ドジョウの揚げたやつで、から揚げというか、てんぷらです。確か値段は3万W。もともとちょっと高いものですが、ホプアジュマに頼んで量を減らしてもらっての注文でした。他の専門店でもそうですがその店のメインになる高いメニューを頼むと基本のスープはおまけで出ます。代表的なのが犬とかスンデ。ケコギのスユクを2万とか(1人分)頼めばポシンタンの基本のスープはおまけで出ますし、高いスンデ(1人分万W以上)盛り合わせを頼めば基本のスンデクッというかスープは頼まないでも出てきます。 たぶん30000Wのチュオティギムもそうだろうな、と思っていたら予想通り、そんなに多くない唐揚げとおかず一切、それにチュオタンが出てきました。

 どんな味だろう?と期待していたチュオタン、川魚臭さもなく、食べやすいスープ。でも、日本の魚博士の私から見るとやはり形を残したタイプのがいいかな?とも感じました。メインの唐揚げもパリッと揚がっていて骨も気にならず、塩を付けていただきましたがなかなか美味しかったです。

 顔見知りであれば量の調節、値段の相談、出前、いろいろフレキシブルにやってくれるのは韓国の飲食店の良い点だと思います。まぁ日本でもありますけど、それ以上にできることは何でもやってくれる柔軟性が韓国の商売にはあるように思えます。

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コメント

確かに川魚臭さはあまり感じられませんね。
汁にまろやかなコクが出たドジョウの濃いチュオタンが大好きなので記事を拝見して食べたくなってしまいました。
それにしてもチュオティギムは高いのですね。

私は全羅道で食べた「半殺し」くらいで丸とも完全にすりつぶしたとも言えないくらいのもの(なので全羅道式と言えるのかわかりませんが)が気に入っています。

先日都内の某韓国料理でチュオタンを頼んだところドジョウが薄いのでがっかりしました。完全にすりつぶしてあったので慶尚道式だと思うのですが。

投稿: 乗後景 | 2009年1月21日 (水) 02時50分

コメントありがとうございます

 1人で動くことが大部分なので気楽な反面、ちょっと豪華な御馳走的なものは焼き肉含め食べにくいのが残念なところです。

 この食事ですが、最初は自分で先にチュオタンの店へ行って配達を頼もうかと思ってたのです。でも、やっぱ先にホプへ行ったらアジュマが頼んでくれることになり、計算も私はビール代だけ出すことになりました。3万W分だとたぶんもっと天ぷらの量はあるのだと思います。顔なじみの隣同志、量を減らして2万W、で、ご飯を2つにしてとか、頼んでくれたのだと思います。

投稿: とうちゃん | 2009年1月23日 (金) 08時40分

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