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2009年5月25日 (月)

普通の韓国を探して2215 車窓風景・扶安から辺山面へ

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 全羅北道の町、プアン、平野の中に広がるけっこう大きな町です。そこから辺山半島の北半分を占める辺山面への道です。このビョンサン半島へ来たかった理由は格浦、彩石江を見たかったのと、もう一つ、界火面の界火山を見たかったことと、古くは60年代に始まりもうすぐ完成というセマンクム干拓事業の様子を見たかったことです。

 詳しい地図をお持ちの方はそれをご覧いただきたいのですが、界火面の界火山、昔は一つの島だったのだと思われます。60年代、食糧の増産のため、この辺、どんどん干拓が進められたのでしょう。たぶん界火面自体も大部分が干拓地だと思います。そんな古い時代の干拓地のさらに海側を群山から辺山半島まで堤防で閉め切って広大な干拓地を造成する工事がだいぶ前から進められてきたのです。干潟の発達した韓半島西岸、私もここまでやってしまっていいのかな?と思うくらいの干拓事業が韓国では行われています。映画、「オーハッピーデイ」でもちょっと出てきますが、「干潟が死んだら海が死ぬ」、そんな言葉が深刻に感じられます。

 1枚目は広大な田んぼのむこうの昔は島だった界火山です。2枚目はもう一つのいい目標になる下西面の石仏山。どちらも200m台の山ですが平地に屹立しているため、目立つ山です。3枚目は晴湖貯水池と界火山。川が無かった干拓地ですので、こんな貯水池も必要なのでしょう。計画的に干拓地の端に作られた感じです。

 4,5枚目は辺山半島に差し掛かった国道30号。ほとんど車が走っていないのに片側2車線の高速道路規格という感じ。

 6,7枚目は辺山半島の海が見え始めたあたり。でも、沖に防潮堤が見えます。沖に見えるのは島です。8,9枚目は新萬金地区の防潮堤です。9枚目の取り付け部分で、右側は干拓される部分、左側が本当の海です。遠くに見えるのは界火山かな? ここを見たくてというのがこのバスに乗った理由の半分です。

 「세만금(新萬金)地区」の萬は萬頃、金は金堤です。萬頃(만경)という地名はあまり日本では知られていませんが、萬頃江という川がありますし、萬頃平野という言葉もあります。この、「セマンクム地区干拓事業」も、ずっと反対運動がありましたので、韓国の大人なら誰でも知っている地名だと思います。

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コメント

 私もバスの窓から見ました。以前からNHKのTVなどで、この干拓事業のことは知っていましたが、実際に見て、広大な干拓事業なので、驚いてしまいました。
 隣国のことながら、ちょっと心配になりました。

投稿: shunshun | 2009年5月26日 (火) 02時18分

コメントありがとうございます

 西海沿岸の干拓、もともとは60年代、朴大統領の時代からの食糧増産という目的があったのだと思います。長項線から西に別れる地図にもでている鉄道なんかも、干拓のためにできたのだと思いますし、80年代末からの群山周辺の地図の変化はすごいです。

 塩田もどんどんなくなり、時にはゴルフ場もできたり。日本では最近、そういう計画の見直しが少しだけ行われるようになってきましたが、韓国はどうなのでしょう?一度なくした干潟、再生は難しいでしょうにね。

投稿: とうちゃん | 2009年5月26日 (火) 07時49分

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