普通の韓国を探して2288 龍山駅・手書きでもケンチャナ!
龍山駅です。光州行きセマウル号を待っている時、こんな風景を見かけました。
龍山は湖南線、全羅線、長項線の始発駅、麗水行きのムグンファ号のサボ(語源不明)を手書きで修正しています。
普通の感覚で行くと麗水は全羅線の終着駅ですので、イクサンから全羅線、全州、南原、順天経由が考えられますし、従来はその経路しかありませんでした。これは最近できた新しい路線、湖南線を光州市内まで走り慶全線に入って宝城、筏橋、順天経由で麗水へ行く列車のよう。昔は無かった経路ですので、サボが無いため「西光州経由」というのを書き足していたようです。
おじさんが仕事を終えた後、1枚撮ったのですがフォーカスが甘いのでアップできません。同じ列車の別の車両のが3枚目です。
群山線長項線の開通など、どんどん変わる韓国の鉄道、いちいち専門の看板屋に出していては間に合わないしお金もかかるということでこんな手書き修正が行われているのでしょう。少し前、東京都の水道局の制服のワッペンの作り直しで何千万円か無駄に、という事件がありましたが、いかにも自分の懐が痛まなければ何でもやっちゃうお役所仕事です。韓国のこんなとこ、日本が見習うべき点だと思うのですが、いかがでしょう?
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コメント
おとうさん,こんにちは。
龍山発で西光州慶全線経由の麗水行き列車ですか。
長距離列車ですね。これも客車列車の柔軟性で,機関車を換えれば電化区間でも非電化
区間でも直通できますね。手持ちの2004年3・4月号シガッピョ(時刻表)にも江陵発光州行きという列車がありました。
我が国でも国鉄時代には都市間直行列車が数多くあり,新潟ー仙台間の「あさひ」という急行列車がありましたね。
サボはサイドボードの略でしょうか。
投稿: コスモス | 2009年7月 7日 (火) 21時11分
コメントありがとうございます
日本に比べ、列車の本数の少ない韓国ですが、おっしゃるとおりいろんな経路の長距離列車があるのは面白い所です。在来線のセマウル、ムグンファにも案外区間ごとのお客さんがいて、汽車の人気もまだまだあるのを見ると嬉しく思います。かえってガラガラの湖南線セマウルなんかのが寂しいですよね。
昔、いいで号だったかな?磐越西線経由の上野行きで帰省したこともあります。また長野松本経由の名古屋行き、赤倉号というのもありました。白鳥で帰省する北海道の友人をうらやましく思ったものです。
サボの解説、感謝いたします。集めてる人がいますよねぇ。トレインマークはあったら嬉しいけどそばで見ると巨大です。
投稿: とうちゃん | 2009年7月 9日 (木) 09時45分