普通の韓国を探して2816 龍門寺への道6 움주등산
움주등산、飲酒登山、漢字語です。龍門寺かた降りてきたら山門前の広場に消防車だのが停まっています。さて、何なんだろうと思ったら2枚目、安全な参考のためのキャンペーンの準備でした。登山コースの難易度の表があり、地元の詳しい人によるコースの案内なども行われるようでしたが、後ろの横断幕、「飲酒登山をやめましょう」だのでかでかと書いてあります。これ、韓国の登山口に行ったことがあるかたならお分かりでしょうが、実に深刻な問題のようです。
週末とかの休みに限らず、ソウルから山の方へ行く電車、列車には登山服姿の中高年がいくらでも見られます。また、スポーツ新聞では各地の山岳会による集団参考の募集の広告もたくさん。韓国の登山人口の多さを実感しますが、いざ、登山口へ行ってみると、飲み物とキムパプを売る露店、登山用具の店、そして、、、たくさんの食堂があるのです。山=水がいい→豆腐料理の店なんかもあるし、当然山菜料理の店もあるし、普通のサムギョプサルの店なんかもたくさん。さらには、カラオケやナイトクラブなんかもあったり。どうも韓国の登山、飲食も大事な要素になっている感じです。
ここでも前に紹介した、道峰山、大屯山、内蔵山、周王山(周旺山)、そして今回の龍門山、みな登山口にたくさんの食堂だのがあります。これも紹介しましたが、映画「彼女を知らなければ間諜」でも、韓国に住む固定間諜(韓国で暮らして働いている北韓の情報員)が登山を口実に集会を開くのだけど山へは登らず麓の店で焼肉パーティー。実際そんなケースもたくさんありそう。中には先に飲んで食ってから山へなんて人もいそうなのが韓国です。
日本でもまぁまぁ登山は盛んと言えますが、「飲酒山行はやめよう」なんて掲示はまず見たことがありません。いかにも韓国だなぁ、と感じられる1件でした。楊平消防署のみなさん、ご苦労様です。
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