すばらしい韓国の食事552 アブラガニだって美味しいですよ
ネットの世界で有り余る情報が得られる今、有名な話でしょうが、タラバガニとアブラガニってのがあります。ご存知の方も多いでしょう?2枚目の写真の甲羅の部分でもわかりますが、中央やや下のポコっとふくらんだ部分の中のトゲの数が6個だとタラバガニ、4個だとアブラガニという、似た種類の別の蟹なんです。
ここ、ソウル市のチョンアム洞のホプ、「プルティナ」の店内なんですが、前にここでアップした時、「キングクラブ」、「タラバガニ」って書いたかもしれませんが、アブラガニでした。ごめんなさい。
知り合いアジュマと別の知り合いアジュマの店へ行き、ビール飲んで話して、で、お客の知り合いアジュマが今回はキングクラブを頼むことになり、写真を撮らせてもらったのですが、上に書いたように、これはアブラガニ。でも、韓国ではたぶん、いっしょくたに「キングクラブ」と呼ばれているのでしょう。日本だって大部分はロシア産です。同じ海ですから北海道産だって一緒です。ロシアからの輸出では、もしかしたら区別がうるさい日本だと、棘6個のタラバが高く売れるので、韓国では大部分が少し安いアブラガニであるなんて可能性もあります。
ロシア産だから、日本産だから、という差よりも大事なのは新しさと、純粋な個体差。あとは、蒸すか、茹でるか?生きていたのを調理するか?また冷凍かそうでないか? カニの味っていろんな要素がからんできます。ここは全部「蒸し」。けっこう時間がかかりますが、美味しいです。 新しい、元気に生きている蟹をその場で蒸して、すぐに食べる、それが一番だと思います。この時もちょこっと試食させてもらい、ミソの部分で少しですがカニみそポックムパプを作ってくれました。みな美味しかったです。少なくとも日本で食う冷凍したののすべて、もしくは北海道から冷蔵で買ってきて調理後1日2日3日経ったものにも、たぶん勝つ味です。
同じ条件で調理したタラバとアブラの味、見分けられる人はいるのかな???って思います。
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