すばらしい韓国の食事575 청진동 남원식당 굴비백반
タイトルは「清進洞 南原食堂 クルビ白飯」、すばらしい韓国の食事43でも紹介したソウル特別市鍾路区清進洞の裏通りにある食堂の朝ごはんです。昼間とか夜は他のメニューもありますが早朝からの営業になる朝ごはんはこれ一つ。ちょっと値上がりして5500Wでした。ここもまぁ、土地代で500Wというところかな?でも、本当にいい朝食です。
再開発がどんどん進み、新しいビルとそうなりつつある工事用フェンスに囲まれた空き地が多いチョンジン洞。鍾路から斜めに入る割合広い道は一緒ですが、かなり寂しい状態です。でも、ポッサム屋から清進旅館、この南原食堂の前を通って昔のナクチポックムコルモク(通り)へ抜ける路地は健在でした。入店して2人用の小さいテーブルに座れば何も言わなくてもこのクルビペクパンが出てきます。クルビは、本当はイシモチを特別な方法で干物にした高級な食品。一般家庭の日常のおかずやこんな町の食堂で出てクルイシモチの干物はほんとうはチョギと言います。でも、しょっぱめのクルビよりも私はチョギが好き、そんなくらい、普通に美味しい干物です。 白飯はペクパンと読み、まぁ、手軽な定食のこと。「韓定食」という皿数の多い豪華な定食は有名ですが、普通の簡単な食事は白飯というのでしょう。
1枚目はすぐに出てくるひと揃い。2,3,4,5枚目はおかずの主なもの。ちょうどよく塩気がついて干し上げられたイシモチの干物、新潟では一般的ではありませんが、美味しいです。ホウレンソウは小ぶりで形が滅茶苦茶ですが、韓国は大部分そう。日本のように規格化された束ねた物よりも袋に詰め込んだ不揃いな小さい株で売っている方が普通。そっちのが美味しいと思うくらいです。日本の野菜が特別なのじゃないのかな?
ぼちぼち食べ始めると、6枚目、目玉焼きが加わります。塩を振ってくれてあります。いろんなおかず、キムチチゲ、魚、美味しく食べて、そろそろごちそうさま、というころに、7枚目のスンニュン、お焦げにお湯を加えてふやかしたものが出てきます。おかずがたくさんですので、コンギパプ1つで、あまってしまうし、もう少し食べたいな、という私にはありがたいご飯粒。すくっていただいて8枚目でごちそうさま。日本人に全く違和感のない、美味しい朝ごはんです。
昔はしばしば行っていた店ですので、そんなこと、アジュマと話します。警察特攻隊、美国大使館の警備のSWATチームの人も今も来るとか。でも、2~3年でここも再開発で立ち退くとかです。普通の韓国が好き、普通の韓国の朝ごはんが好き、そんな方、鍾閣駅からも2~3分の距離です。南原食堂(ナムウォンシクタン、ナムォンシkダンg)、お勧めです。
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