すばらしい韓国の食事593 サンナクチ
いまだに「センナクチ」と間違っているサイト、ブログが多いですが、「サン」です。「センg」=「生」に似ているので、なんとなく意味が通ってしまうことから来る誤解だと思いますが、「生きているナクチ」です。
ナクチ=テナガダコ、これも、まだまだ間違って「イイダコ」と書いてる本、サイト、ブログがたくさん。イイダコは脚が長くないですが、これは、腹(頭部)の6~7倍もある細長い脚が特徴です。また、ふらふら海中を泳いでいるのではなく、引き潮時の干潟で、泥を掘って捕まえるのが韓国のナクチです。 こちら東日本ではほとんど見かけませんが、西日本ではこのテナガダコの漁獲もあるようで、活けの状態での通販も可能みたいです。
90年代後半に初木浦で食べて以来、あちこちで食べていますが、前にも書いたように、生だと味がしません。つけて食べる塩入りごま油の味だけ、あとは歯ごたえと、口腔内にひっつく吸盤の吸着も味の内というところです。
日本で最近どこでも流通するようになったホタルイカの生と一緒で、物珍しさはありますが、味は、さっと茹でていただくのが一番です。もっとも、韓国の方は味はさておき、強精効果を期待して生で食べるのかもしれませんが。
まぁ、話の種、一度食べれば、あとは加熱してのいろんな料理に進んだ方がいい食材だと私は考えています。先日、鐘岩洞のホプで、日韓の魚の好みについてアジュマと話しましたが、ペンデンイ(サッパ、ママカリ)とか、スンオ(ボラ)とか、コムジャンオ(クロメクラウナギ→ヤツメウナギの類)とか、日本ではあまりありがたがられない魚が韓国で人気なのは面白いです。輸出もしているとのことですが、今回の放射能問題でそういうのも禁止。日本の地震が韓国の食にも影響を及ぼしているようです。
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コメント
そうですね^^たしかにタレの味しかしなくて、噛んでいる内にタレはのどを通過して、ナッチのみがまだ口の中にいたりしますよね?^^
でも、好きです^^
投稿: こゆみ | 2011年3月30日 (水) 18時37分
コメントありがとうございます
韓国の海産物メニューの代表の一つみたいに考えられている所がありますよね。加熱しても堅くならない珍しいタコとしての料理のほうが好きです。別にこれ以上元気も必要ありませんし、、、
投稿: おとう | 2011年3月31日 (木) 07時43分