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2011年6月 1日 (水)

すばらしい韓国の食事603 有名店 충무로 송죽へ行ってみた

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  私の考えでは、韓国の本来のお粥は小豆でつくる「パッチュッk」と大きな堅いカボチャでつくる「ホバッkチュk(ホバン、て発音になるのでしょうか?カボチャ飴は発音が変わるけど、粥はそのままでしょうか? その程度の実力です)」の2つだけ、あとは近年観光のためにできたメニュー、そんなふうに思っていました。ですので、観光HPや掲示板で、鮑粥がどうしてそんなに出てくるの?なんて不思議に思っていたのです。

 今回、昔からガイドブックにも載る超有名店、忠武路の極東ビル裏手、「松竹」へ行ってみました。「竹」の字は「粥」という意味の「チュッk」とかけているのかな?

 初めてのあわび粥を食べてみるつもりでの早朝の訪問でした。お客は私だけ、厨房チーフアジュマとホールのチーフアジュマ(この人が高いのを勧めるので掲示板で悪評?)とたくさん話しながらいただきましたが、ちょっと高いと思うけど、まぁ、しょうがないかな、、、まぁまぁ美味しいじゃん、という感想です。

 店に入ると、すぐにホールアジュマがメニューを持って寄ってきて解説です。肝入りの鮑粥「特」17000Wをかなり強く勧められます。でも、頼んだのは13000Wの普通。まぁ、全部韓国語での会話なのでちょっと諦め顔のよう。注文勝負が決まると笑顔でパンチャンを持ってきてくれて、また解説です。3枚目、右上のもやしのナムルから時計回りに、イカの塩辛(これもコルトゥギと言ってたけど普通のオジンオ、するめいかのよう)、白菜キムチ、ホタテガイの、というけどカリビ(ホタテガイ)のひもの塩辛です。そして4枚目がナクチの塩辛で、5枚目が光陽特産、梅の実を甘く漬けたか煮たかしたもの。2枚目に写っているピンクの水キムチは紫キャベツの色素で色を付けたとのことでした。

 そして肝心のあわび粥ですが、薄味で、ゴマの香りがあり、熱すぎず、温くなく、なかなか美味しい朝食になりました。でも、あわび粥、私でも同じレベルの、佐渡のアワビと新潟米でできるかな?という感じです。特筆すべきはパンチャン類。これが、、、白菜キムチは新しめで甘めでしたが、塩辛類、なかなか美味しかったです。鮑粥を褒めず、おかずが美味しいと言ったら厨房アジュマ、喜んでくれました。やはり全羅道、麗水の出身だとのこと。梅の甘いやつもこのアジュマのアイデアかもしれません。

 食べてから初めに述べた韓国のお粥について話をしました。もともとは小豆とカボチャしかなかったのでは?と尋ねると、やはりこの辺、病院が多いため、病人向けの身体にいい食事として商売が始まったそうです。白病院だの、忠武路のほうにも明洞寄りにもありますよね。

 その後、身体にいい、というメニューを作ったり外したり、、、どうも台湾とかでの根付いた朝がゆとも違うようでした。売りであるあわびとか牡蠣の粥も、「モメチョッタ」メニューなわけです。

 ホールアジュマがしばしば電話を受けます。「9時に15人」だの、、、どうも観光ガイドさんからの電話のよう。日本人の団体?と聞くと、やはり当たりで、古い店ですので、旅行社、ガイドさんとのかなり太いパイプを持っているようです。でも、最近明洞あたりに観光客目当ての新しい店が増えたけど、影響は??と聞くと、やはり「ある」とのことでした。

 なんとなく、台湾みたいに、朝はお粥、それで海外旅行してるっぽいイメージを持ってくれる日本人観光客がいる。日本人向けはそんな商売のようです。もちろん、明洞とかの店も一緒でしょう。ここ数年全国的に見かける「本粥(ポンジュク)」というチェーン店は、、、どうなんでしょうね?儲かっているのかな?

 今思い出しましたが、粥、初めてではありませんでした。日式の店だのフグの店だので小さなおちょこに入ったのを何度か食べていました。次はやっぱり韓食の基本的な粥、パッチュクかかぼちゃ粥を食べてみようかなとも思いますが、どうも私、食べた気がしないような食事、面白くないんですよね。あわび粥も、、、もういいです、これで。

 アップして写真を見ました。思いだしたのですが、1枚目、大都食堂のフランチャイズ、忠武路店ですね。大昔上往十里の本店へ行きましたが、歯ごたえのある美味しい肉でした。日本の「いい肉」というのとは違いますが、高いけど美味しい、また行きたい店の一つです。

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コメント

ホバッの場合はそのままですね^^b

韓国に行くと必ず一度は食べます。基本朝食に。
この前はご一緒したオンニの体調が良くなくて、夜に食べましたが、お腹はふくれても《口》が満足できませんでした。まずお酒も飲めませんし・・・

投稿: こゆみ | 2011年6月 1日 (水) 18時55分

コメントありがとうございます

 ちゃんと文法を学んでいないので、発音の変化とか、弱点なんですよ。「ホバッチュッk」でいいのですね。ありがとうございます。

 中央市場入って右手へ、サムパプとか、居酒屋風の屋台が並ぶ通りに昔から小豆粥の専門の店があります。一度行こうと思うのですが、本文に書いたように、貴重な一食をお粥で、というのは躊躇してしまうんですよね。

 「朝はお粥だよね」なんて言いながら明洞あたりの日本人ばかりの店で食べる、、、どうも理解できません。

投稿: おとう | 2011年6月 2日 (木) 07時40分

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