すばらしい韓国の食事646 韓式中華の店の「ウドン」を食べてみた
何度も書いている通り、韓国は休戦中の国です。間諜に対する警戒も厳重で間諜申告されてしまったりすると何日かにわたる厳しい取り調べを受けることもあるそうです。古いガイドブックにはしっかり書いてありましたが、空港や駅などでの写真も本来は禁止。地下鉄駅の中も禁止。また戦車や装甲車はもちろん、町中で見かける軍用車両も撮影してはいけません。
でも、乗り物好きの男子、珍しい車があったりするとどうしても興味が集中。触ったり、写真を撮ってみたくなったりしてしまいます。
韓国の自動車メーカー、現代、キア、サムソンルノー、まぁ、いろいろありますが、四駆が得意な双龍という会社があります。ごっついかっこうのムッソーというのがまだまだたくさん走っていますが、新しいタイプだとレクストンという、ちょっと丸い、なかなかカッコいいデザインの四輪駆動車があるのです。ソウルの北のとある町を訪問した際、初めて見たのですが、迷彩色に塗られた韓国陸軍のレクストンがありました。長いアンテナをたたんでいますが、昔からある四角っぽい四輪駆動車とは全く違うデザイン。軍用レクストンです。
たまたま停まっていたのが中華の店の前。時間は11時半。どう見たって軍人さんがお昼をとっている模様。まずは私もその中華の店に入ってみたのです。割合空いている時間、やはり2人の軍人さんがいました。一人はポックムパプ、もう一人はチャムポンを食べています。そこで隣りの席に着き、私はウドンを注文して、話しかけました。
安寧ですか?
前に停まっている車、軍人さんたちのでしょう?
レクストンですよね、かっこいいですね。
でも、写真を撮ったりしてはいけないですよね、軍用車だから。
まぁ、そんな感じ。やはり写真などもってのほかとのこと。でも、ごく普通に町の中において昼飯を食べている。そんなギャップがおかしく感じられました。
肝心のウドンですが、手打ちと銘打っているだけあって、麺がまちまちの太さ。柔らかいながらもちょっと面白い歯ごたえがあり、なかなかです。スープはダイコン、ネギ、ニンジン、そんなのに、海老とホンハプがたくさん。これもなかなか。しかし初のうどんで思ったのは、こりゃぁ「辛くないチャンポン」だなということ。ちょっと持て余すくらいの量でお腹いっぱいになりました。
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