すばらしい韓国の食事737 食物への愛情が深い韓国の人たち
11月のキムジャン(冬の間用のキムチを大量に漬け込む期間)で漬けた白菜キムチも美味しくなってきたと思う今日この頃ですが、若い人、キムチを漬けなくなってきたなんて話も聞いています。市場へ行けばパンチャンチプもあるし、マートでもキムチ、おかず、小分けしていくらでも買える、そんな時代ですが、韓国の人たちの食べ物への愛情、まだまだ日本よりも深いと思っています。
写真はとある街角の歩道で干されていた野菜。こげ茶のは山菜のチナムルかな?白いのは大きな種が見えるのでウリの類かと思います。大きいのはもしかしてヘチマかな?とも思うのですが、野菜を干す風景、案外普通に見ることができます。もちろん、市場へ行けば干した山菜、野菜、買うこともできますが、ここでも何度も紹介してきた自家用の小規模な菜園、そこまで行かない植木鉢、庭の片隅に食べられるものを植えて収穫して楽しむ。たくさん取れたら干して保存する。そんな自分の食べるものへの取り組み、アジュマやハルモニは好きなんだろうなって思います。
初めて韓国に行き始めたころに気づいた「身土不二」という言葉も、日本でもあるのでしょうが、韓国ではそれこそ当たり前のよう。その土地の作物が一番いい、そんな自分の食べるものへの愛情が深い韓国人、ちょっと好きです。
禅というと粗食ってイメージがありますが、食べるのも大事な修行。しっかり行動してお腹がすいていれば、どんな食事でも美味しいでしょう。感謝しながら、美味しいなぁと感じつつ食べる食事、大事にしたいものです。
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