すばらしい韓国の食事740 トリガイのサブサブ(새조개사브사브)
昔は当たり前に買えた高くない貝ですが、鳥貝(トリガイ)、新潟ではけっこういい寿司屋とかでないとありません。赤貝、タイラギ(たいらがい)とかミルガイもそうですが、貝類の漁獲が減ってきてる日本、たくさん韓国、中国から輸入しているとか。
韓国のグルメブログなどを見ると冬から春がとりがいの季節。忠南の海辺ではトリガイ祭り(새조개축제)が開かれているようす。ちょっと早起きして行ってみました。江南ターミナルのセントラルシティのほうから高速バスで約2時間。洪城という町まで行き、そこからは郡内バスで1時間弱。海辺の町南塘港に到着です。
韓国の西海岸ではよく見られる光景。海岸通りや広場に刺身屋がずらっと並んでました。早めの時間でしたが店のアジュマから声がかかります。どこの店も公定価格、キロ55000W。トリガイを剥いて食べられる部分だけにして洗った量だとのこと。1人で来たから多すぎる、半分で3万でどや?と交渉して出てきたのがこの500g分のむき身です。生ではダメなので(日本でもそうです)、サブサブ(しゃぶしゃぶ)で食べるとか。大きな鍋に野菜を入れた中にとりがいを入れ、少し加熱して食べるんです。最後はククス(うどん、麺)を入れて、というのですが、この貝も全部は片づけられませんでした。
自然の甘みがあり、適度な歯ごたえのとりがい。最初は美味しい美味しい、何て私は幸福なんだ、なんて思いつつさぶさぶして食べていましたが後半はさすがに飽きてきます。トリガイでお腹いっぱい。人生初の経験でしたが、もういいやという感じ。美味しい寿司屋で2つくらいつまむのが適量でしょう。
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