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2014年4月14日 (月)

すばらしい韓国の食事810 日式チプ(일식집)にだけ残ってる티프(チップ)の風習

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 ここで何度も「韓国の刺身は活魚が基本で1尾単位で注文」と書いていますが、例外が日式の店。日本の和食のコースに似た感じの料理が順番に出てきます。

まずは、胃粘膜を守るというアワビ粥が小さな器で出てきて食事開始。その後、少量ずつの料理がいろいろ出てきて、メインはこんな風にいろんな刺身が出てきます。

 特に白身の魚は死んですぐよりも少し冷蔵庫で置いたほうが美味しくなると思うので、1匹買いのフェチプよりもこういう刺身のが美味しい可能性もあります。もちろん、フェチプでも、前もってしめてある店はありますし、フェモドゥム(盛り合わせ)なんかではそうですけど。

 さて、こんな宴もたけなわという頃に、個室に料理長が挨拶に来るのです。すると李先生は小さくたたんだ万Wチャリをこそっとそのアジョシに渡すのでした。

 ずいぶん前、「韓国」と付いた本は全部買う、そんなでしたので、知っていたのですが、産経の黒田さんが書いたソウルの話、日式チプのところで、マッチ箱に10000W札を入れて板さんに渡すと、あれこれサービスがある、そんな話がありました。

 これを聞いた私、90年代に、江南の高級カルビチプ、ヌルボム公園という店で、テーブル担当のアガシにこれをやってみたのですが、特にサービスは無かった、そんな話をこの出来事の後で李準圭先生にしてみたのです。

 「あ~」と頷いた李準圭先生、昔はいろんな場所で「万Wティップ」の習慣があったけど、この20年くらい、どんどんそんなのは無くなった。でも、、何故か日式チプにだけ現在でもそういう習慣が残ってるのだと解説してくれました。

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 その後に出てきたお皿がこれ。これがサービスなのかなぁ?と思っていただきました。ヤマゴボウの醤油漬けが出てきたのはちょっと面白かったです。李準圭先生、3枚あげたのだそうです。 普通の韓国人との付き合いが無ければわからない話、経験でした。これも嬉しい私です。

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コメント

チップの話ですね。 西洋のチップと韓国のチップが少し違う面があります。 チップの文化がある西洋の場合、例えば、ホテルルームサービスに与えるチップ、食堂の従業員に与えるチップなどは、ほとんど義務的で、事後行為であることに比べて、チップの文化がない韓国のチップは何か代価を求めた一種のわいろ性格が強いです。 また、このような場合のチップは西洋の場合よりはるかに巨額です。 日本料理屋の場合。シェフにチップを与えることは、良質の刺身をくれという軽いお願い、または注文したこと以上の添え物を期待しているのです。 また、たいてい奉仕を受ける前にチップを渡します.西洋の事後行為とは違う部分です。(韓国だけではないが、)、このような行為は合理的な西洋人の目には店主の知らないうちに店主の物をお客様に提供して、その代価は従業員が手にするのに見えることもあります。もちろん、料理人がオーナーである場合は違うと思いますけど。이미 다 아시는 내용을 중언부언한 것 같군요. ^^

投稿: 河霜 | 2014年4月15日 (火) 07時52分

コメントありがとうございます

 おっしゃる通り、多分ある程度の権力を持つ地位の者の特権として、給料以外の収入を得る手段のような気がします。

 ご覧になったかどうかわかりませんが、安聖基と朴重勲のヒット作「トゥカプス」の最初の映画で、刑事さんが街でいろいろもらえること。また、特別の見返りを期待してこっそりお金や物、場合によっては女性の提供を受けることなんかが描かれていました。
 
 そんな裏のお金のこととか、韓国の短点の一つだったのかもしれませんね。サンケイの黒田さんの話も80年代とか、そんな頃のことだったかと思いますので、最近は改善されたとも言えるでしょう。

投稿: おとう | 2014年4月15日 (火) 09時57分

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