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2018年4月 1日 (日)

すばらしい韓国の食事1003 映画の台詞より

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 河霜さんにご馳走してもらったカルビクイの時の写真です。フュージョン料理ということで、ちょっとカッコつけたおかずが肉が出てくる前に並べられます。白い白菜のキムチが見えていますが、普通の含め白菜キムチは韓国の食事には欠かせないと言っていいくらいに当たり前のおかずです。

 タイトルですが、先日、昔VHSで持っていた映画「花咲く春が来れば」というののDVDを見ていた時に出てきた台詞の事です。

 なかなか音楽家としての芽が出ないチェミンシクがしょうがなく江原道の炭鉱の町、道渓の中学校の吹奏楽の講師として就任。さびれた炭鉱町を舞台にしたなかなかいい映画です。その中で、少年家長というのかな?有名な子役の人がハルモニと一緒に住んでいます。ハルモニの稼ぎは餅の露天商。豊かでない家なのですが、ハルモニがなんかで入院してた時だったか、チェミンシクが間借りしてる家に招き、ラミョンを2人で食べるシーンがあり。そこで出てきたのがその中学生の「キムチも無いのですか?」という台詞。

 どんなに貧しい家でも、インスタントラーメン食べる時でも白菜キムチはあるのが当たり前、ということでしょう。

 実際、粉食の店でラミョンやマンドゥを頼んでもキムチと、たぶんタクアンが出ます。キムパプ天国でもセルフですがキムチは食べ放題。ポジャンマチャでも食事を頼めば出てくるし、高級なカルビでも出てくるのが白菜キムチです。

 韓式中華の店でも白菜キムチ、タクアン、生タマネギは出ますし、刺身屋、日式、高級な洋食の店以外、食事の時には白菜キムチ。それくらい親しまれているので上記の台詞が出てきたのでしょう。

 ただ、最近はキムチの消費量が減少傾向だとか。まぁ、時代とともに食生活が変化するのは当然とはいえ、やはり韓国の食事には欠かせないのが白菜キムチなのでしょう。

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コメント

「花咲く春が来れば」いい映画ですよね。トゲという町がどこにあるのか地図で探したりしました。あの子役の人有名なんですね。チェミシュクが普通の人(笑)を演じてとても良かったです。この後ですかね、キョーレツな役ばかり演じてますよね。
 そして普通の家の普通のご飯が出てくるのはこういう映画の良いところですね。しかもおいしそうです。最近韓半島ご無沙汰で映画も見なくなってしまいました。

投稿: kagari | 2018年4月 3日 (火) 21時39分

コメントありがとうございます
 VHSはずいぶん前に処分してしまって、また見たくなって中古のDVDを買いました。それも、今は友人のところにあります。淡々とした映画ですが、私も好きな作品の一つです。チェミンシクはいろんな役をこなせる器用な名優だと思います。
 ちょっと書いた「医家兄弟」も部隊は江原道の江陵。やはり真面目な兄さんの医師が自願奉仕で炭鉱で働く人の移動診療をやっていました。
 90年代になってかなり炭鉱も減ったのでしょうが、塵肺など、炭鉱、鉱山労働者の肺の病気、昔は韓国でもかなり深刻だったと聞いています。

投稿: おとう | 2018年4月 6日 (金) 08時29分

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