韓国カゴシポ749 漆器と黒板の店
2年くらい前に行った長崎市での1枚、白い看板の店、漆器と黒板の店ってあります。何となく漆器と黒板ってちぐはぐな感じもありますが、思い出したのが韓国語。
韓国語で黒板のこと、漆板=チルパンって言います。漢字の方を知らない時期はチルパンのチルは何?って思っていましたが、漆という文字の韓国式の読みがチル、日本語でもシツですので似ています。
あとは、、、、案外漆って漢字は植物としての漆、その製品である漆器以外は使われていないかもしれません。思い出したのはここの古い記事にある韓国戦争の時の激戦地、多富洞のあたり、大邱市の北西が漆谷郡、チルゴk郡です。
昔は黒板の盤面、漆のような材料で作られていたのでしょう。それで、古い漢字語の残る韓国語では漆板。この店も、漆と黒板の店、わかれば「さもありなん」、てやつなのでした。
日本でも漆板って言葉はあるのでしょうか?ちょっと検索すればすぐにわかる話。便利な時代になったものです。
11月11日、追加ですが、漆黒の闇ってありましたね。やはり漆は黒いもの関係の言葉のよう。
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コメント
漆板。なるほど…。古い漢字語から,その言葉の意味を改めて学ぶ機会にもなっていいですね。最近,韓国の国立中央図書館の官公庁等,行政発行本や文書の無料電子閲覧サービスが便利で,重宝しています。特に1990年代初頭までは少なくともタイトルや目次は漢字語,さらに1980年代までは本文も漢字語がかなり多く用いられています。そして特に1970年代つまり朴正煕大統領時代のは,国でも地方自治体発行のものでも,固有語と助詞以外はほとんど漢字。韓国語って難しそう,と思っている知人にこれらを見せると,あ,なんか日本語と文法が似ているような……,と,そんなところからの韓国語スタートもあっていいとつくづく思っています。
投稿: さいとう | 2021年11月15日 (月) 01時03分
漢字語の話も、わかって頂ける韓国語学習者がおられて嬉しく思います。
本当に似ていますよね。むかしむかし、中級の入り口に到達したかな?くらいの頃「キップゲ生覚ハmニダ」なんて文章を見て嬉しく感じたものです。
ここでも、何回かいたかわかりませんがハングルの壁を越えさえすれば楽ちんで面白い。そんなのが韓国語だと思っています。
中級者となった今でも、「こんな漢字語があったんだ」と思う喜びはしばしば感じます。
投稿: おとう | 2021年11月15日 (月) 07時16分