2005年10月22日 (土)

うどんは韓国語でもウドン

2002_0924olddica60091  これは、ウドンです。日本式ウドンを謳い、いなり寿司を添えたりする高級店もありますし、「シンポウリマンドゥ」という粉食(餃子、うどんなど、小麦粉の食品)の有名チェーンなどもありますが、一般的には日本同様、安くて手軽な食べ物です。食を大事にする韓国、おかずが少ないのは寂しいということで、「小腹を満たす」、そんなときの食事でしょう。ですので、高速道路のサービスエリアとか、バスターミナル(項を改めていつか書きますが、高速バス、市外バス網が非常に発達していて、運賃も安いので、鉄道以上に利用客は多いようです)の軽食、屋台での簡単な食事などで、よく見かけられます。

 屋台などではオデン(これも別に書く予定)の汁をそのまま利用したウドンもあったり、、、あまり麺、つゆ、ともに、適当ですが

 写真のウドンも、テグのバスターミナルで、光州行きの最終バスに乗る直前にかきこんだ夕食でした。茹で麺を加熱して、つゆをかけ、葱、海苔をのっけて出てくるもの。確か、2000Wだったと思います。付け合せはタクアン。そうそう!「タクアン」という日本語も、残っています。日帝時代の名残の日本語をやめよう、という運動がありますが、「タンムジ」という韓国語があるにもかかわらず、「タクアン」で通じてしまいます。 お腹がすいていたので美味しかったけど、、、前記のチェーンなども、日本のうどんファンを唸らせる味、とかでは、残念ながらありません。「軽んじられているメニュー」のように感じます。

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チャジャン麺(チャジャンミョン) 韓国人のソウルフード

2002_0410olddica30077 韓国料理、と言って、有名なのはカルビ、プルコギ、ビビンバッ(ビビmバッp)、ナムル、ユッケ(ユkフェ)、クッパッ(クッkパッp)、冷麺、、、、、、そんなところでしょうか?

でも、日本ではあまり知られていませんし、韓国旅行の時にわざわざ食べる、という人も少ないでしょうが、韓国の国民食とも言えるのが、この写真、チャジャン麺です。日本で言えば、、と、適切なものが見つからないのですが、老若男女、皆が好きで、、安くて、美味しくて、出前の食事の人気ナンバー1、、、、、強いて言えばラーメンとか、カレーライス、そんな感じの食べ物なのです。

 ジャンルとしては「中華」の部類。日本の中華料理とも違うし、中国本場のものとも違いますが、独自に韓国で発達した「韓式中華」という料理がいくつかある中のひとつです。  手打ちの太目のストレート麺を茹で、タマネギ、ジャガイモなど野菜、ひき肉を甘めの豆味噌(チュンジャンと言いますが、イメージ的に近いのは中国のテンメン醤)で炒めた餡をかけ、それを、「均一な色になるまでよくよくかき混ぜて」から、いただきます。上の写真は混ぜた後、食べる直前の状態です。つけあわせは甘い味噌をつけて食べる生のタマネギと酢をかけて食べるタクアン、これは中華の店のキマリ。さすがに中華の店では白菜キムチ(ペチュギmチ)は出てきません。

 味は、、、これも、なかなか日本食で似たものがないのですが、少し甘くて、豆味噌の味がして、、とにかく懐かしい味、「どこかで昔、食べたことがあるな??」と思う味です。普通は3000Wくらい、はじめから麺の上に餡がかかった状態のもの。少し高いカンチャジャンとかは餡が別添え、三鮮チャジャンといって、エビ、イカ、ナマコの入った高級品は5000Wか6000W、ですが、基本の味は一緒です。地方により、高級版には目玉焼きが乗って出てくることもあります。

 日本のラーメン同様、「ぼろっちい店のが美味い」なんて話もあったり、、、まさに「国民食」。韓国人の多くが好きな料理。初めて行く方にはお勧めしませんが、何度か行っていて、たいていの有名な料理は食べたよ、という方は是非食べてみてください。

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2005年10月21日 (金)

ワン島のサムギョプサル(豚バラの焼肉)

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 1、肉、特に牛肉は高級品

 最近でこそ、「韓流」の影響で、韓国の食に対する知識も一般化してきましたが、私が興味を持ち始めた80年代後半では、やはり「韓国=焼肉」、というイメージが強かったです。でも、実際、韓国へ行って焼肉を食べると、、、1人前の肉の量は案外少なく、「本場の焼き肉を食うぞ!」と意気込んで行かれたかたならば拍子抜けするくらい。カルビなら端に骨が付いたアバラ肉が2切れというのが基本で、200gあるかないかです。

 これで足りるの?と疑問を持つ方も多いでしょうが、「本場」の焼肉は、焼いて、鋏で切った肉をネギのあえもの、生の青唐辛子、ニンニク、焼いたニンニク、アクセントをつけるための味噌、そんなのといっしょに葉っぱで包んで、いただくものなのです。前のHPでも書いたと思いますが、

*肉の消費量は日本のがずっと上

*最近、安い輸入牛が入ってきてはいるが、美味しい韓牛はまだまだ高級品

*家で作るのはプルコギくらいまでで、焼肉はハレの日の外食のご馳走

*日頃食べる「肉」といえばやはり豚肉が多く、また、それが、安くて美味しい

 と、こんなことが言えます。

2、野菜いっぱいの健康食、それが「韓国の食」

 1で書いたように、肉は野菜と一緒に食べるのですが、写真をごらんいただいてわかるように、野菜中心のおかずがとても充実しているのが韓国の食事であるとも言えます。肉を包む葉っぱが左のほうに、もちろん、2種類以上のキムチも含まれ、、、その他皿数たくさん。汁物も最低1つ、それと、ご飯。

 すでに韓国へ行かれて、ご存知の方もおられるでしょうが、このおかずは「お代わり自由」なんです。出てきたのは全部食べないともったいない、なんて日本人が苦労して食べたら、またお代わりが出てきてしまった、なんて笑い話もあるくらいです。

 この写真の豚の焼肉、ビールは別ですが7000W。今のレートでいうと820円くらいです。前のHPでも、また、あちこちの掲示板に、「外食だけしていても野菜不足にならない国、それが韓国なのだ」と書いていますが、実際、そうだと感じています。平均寿命などは、まだまだ日本より短いですが、話に寄れば「元気でイテ、コロりと亡くなる方が多い」のだとか。食とかに関心をお持ちの方はご存知の島田彰夫先生も、講演の中で「韓国の、野菜とご飯中心の食事は世界一の健康食」と言っておられます。

 今回は写真のアップの練習を兼ねて、ここまでとさせていただきます。「韓国の食」の紹介、ご期待ください。

 

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